DAHON 05 Boardwalk D7のRD交換と、フロントダブル化。その2


最初に

道具を1から揃えると割に合わないので、自作はオススメしません
設計図なんて物は有りません…設計図通りに作れた事が無いので orz


今回の製作には
1.タップ(M10x1.0 極細目ポイントタップ ・ M5スパイラルタップ )・ダイスハンドル 2〜4,000円位
2.ヤスリ(100均一ので十分)なので、平・丸・半月(?)を各2本位 600円
3.アルミ板(10mmと5mm)必要な大きさ ????円
4.ドリルソー(5mm) 1本売りが無かったので、5本位のセットを購入2,000円位。(単品でも1,600円位はするけどね…)
5.塩ビパイプジョイント(φ40位の物) 100〜300円位

を新規に購入。


・電動ドリル + ドリルの歯(4.2mm・5mm・9mm・10mm)は必須。他2〜8mm位まで各種有れば作業が楽
・万力 これが無いとお話にならない
・金鋸(10mmのアルミ板を切断出来る歯も必要)
・適当な番号の耐水ヤスリ
・防塵マスクやゴーグル


ホールソーとか色々有れば簡単なんだろうけどね…



RDハンガー(アダプタ)の自作 試作品1号

使った道具。
棒ヤスリ各種・電動ドリル・タップ(M10x1.0極細目)・他基本工具

使った素材
A5052のアルミ板 5mm厚み(4の方が良かったかも…3でもいけるか?)




ピンボケだ…

DAHONの05年式ボードウォークにはダボ穴が2ヵ所ありました。(ここ重要)
他年式や他車種はわかりませんが、多分2ヵ所有るでしょう。


前回シマノのハンガーアダプタを使ってRDを交換しましたが
リアホイールと共締めしていたので、ホイールを外す度の位置調整が面倒でした


その面倒さを解消すべく、2ヵ所のダボ穴を使った自作ハンガーを制作
したのですが、特に手がかかる事も無く


1.アルミ板にダボ穴の位置2ヵ所に穴をあける
2.ホイールシャフトの通る部分を作る。(私は10mmの穴をあけて金鋸でカット)
3.RDの取り付け穴を作る(9mmの下穴+M10x1.0のタップ使用)
4.後は適当にカットしてヤスリがけをする
5.取り付ける(場合によってはワッシャー等を使って平行を調整)


後はRDの調整をすれば普通にシフト可能な筈
RDの可動範囲の問題が有るので、5mm厚より4mmの方が良かったか…


左画像は4番目のカットした状態での仮組中の物です
が、試作品なので仕上げをしてません…


ちなみに
BWは(BWしか知らないが…)フレームのシャフト部分が盛り上がっているので
その部分を自作ハンガー側を削れるなら削った方が良いかもしれない


後日3〜4mm厚のアルミ板で試作品2号を作る予定


FD台座の自作 アルミ削り版 (やはり完成度と見た目は求めない)

使った道具(必須)
電動ドリル・M5のドリルソー・万力・金鋸・ヤスリ・タップ・他基本工具。

使った素材
A5052 10mmの適当な大きさのアルミ板


Boardwalkの改造状況

クランク TIAGRA FC-4400  170mm 52/39T
BB BB-UN52 68mm 110mm
チェーン CN-HG50 7/8速用チェーン
リア 完全ノーマル7速仕様(11-30)のまま








こんな感じのパーツを脳内設計図を元に作る


だと、この文章を万が一読んでいる人が居たら悪いので…


参考にならないと思いますが、私のやった手順は
フレーム側のパーツを作り、その後FDと直接繋がる部分を作る


まず、シートチューブを挟み込んでいるパーツの作り方 (A B)
コンパスで直径40mm位の円を描き、円の内側にドリルで数箇所穴をあける
その穴をドリルソーを使って穴同士つなぎ、円の内側ギリギリの穴にする


当然バリだらけなので、万力にセットしてヤスリを使って適当に形を整える
余分な部分をカットし、 挟む込む部分の下穴4.2mmをあける


下穴が開いたらバッサリと半分にカットし、内側をひたすら研磨する
(この時、塩ビパイプにヤスリを巻いてやると楽)
少し緩くても傷対策に薄いゴムでも巻けば問題ない筈

シートチューブと合わせみて、綺麗に収まる様になったら
Bパーツ側は5mmのタップを立て、Aパーツは5〜5.5mmの穴をあける


次にCパーツを取り付ける穴を開けるが、穴の位置は…
10mmのアルミ板を使ったので、シートチューブから5〜6mmの位置にし
5mmの穴を直線に数カ所あけ、ドリルソーで穴を繋げる

綺麗に研磨した所で、シートチューブ側のA Bパーツは完成







こんなんでも、変速出来てます。見栄えは悪いけど…

FDの取り付け部分の作り方 Cパーツ



40〜60 x 20〜25 x 10mmの長方形のアルミ板を用意


丸ヤスリを使ってFDの取り付け部分の湾曲部分を作る


適当な位置にFD用の下穴を開け、5mmの穴を1ヵ所だけあける
FDを仮止めし、A Bパーツにあわせて位置と角度を確認する


バッサリと角度を付けてカットし、ヤスリがけして微調整
角度が決まった所で垂直に4.2mmの穴をあけ、5mmのタップを立てる
(左画像の横に出っ張りが有るのは試作品の画像だから…)


FDを固定し、再び取り付けて微調整をすれば





















こんな風に取り付け出来ます。








と言う訳で、今回はアルミ板を使ってFD台座を作ってみた訳ですが
ネット上の様々な人の設計図を元に、試行錯誤を繰り返して自分が作りやすい形がコレでした


試作1号はFDの下にABが有ったが、強度・位置共に設計ミスをしてボツ

試作2号ABにホムセンFDパーツを使った所、BB軸長110mmでは可動範囲が合わずボツ

試作3号は現在の形と同じだが、Cパーツの強度不足なのでCパーツだけボツ


本来ならCパーツのFD取り付け部分は上下に長い穴を開ければ調整が楽なのだろうが
加工が難しいので、高さ調整は台座自体を動かす事にする


Bパーツ長穴は、前後の位置の自由度を上げる為なので
設計図が作れる程計算され、その設計図通りに作れる精度が有るなら長穴は必要無し
私のいい加減さだと、これ位の自由度がないと修正出来ないのでこの形に



やっぱり台湾台座を輸入した方が安く済んだかな〜
と思わないでもないが、実際に作った満足感の方が上回っているので良いかなと


雑記へ